令和7年度第1回横浜コミュニティ放送番組審議会議事録
- 1.開催年月日
- 令和7年4月 ※書面開催
- 2.委員の出席
-
- 委員総数
- 5名
- 出席委員数
- 5名
- 出席委員
- 宮本治保番組審議委員長、晴蓮委員、小松礼次郎委員、三村徳子委員、柏木由美子委員
- 欠席委員
- 無し
- 3.議事
-
1)審議番組
「SALUS all in one~SDGsスペシャルウィーク2025春」放送日:令和7年3月10日(月)~令和7年3月16日(日)青葉警察署の皆様や青葉区商店街連合会様、元石川高校の生徒たちなど、地域でご活動される方々を
ゲストに招き、それぞれの活躍をご紹介いただいた。スペシャルウィーク期間中の3/11は東日本大震災から
14年が経つ宮城県仙台市の青葉区から中継レポートを行い、地域防災について番組で取り上げた。 -
【ご意見・ご提案】
仙台市青葉区のラジオ3との連携番組であったが、13年前の大災害を経験したFM放送局とのコラボで災害時の取り組みについて多くを学んでほしい。
桐蔭横浜大学の能登プロジェクトの紹介であったが、若い人の地元密着の活動を紹介する番組は、当人たちへの応援だけではなくリスナーにも感動を与える。能登での中身の濃いボランティア活動の紹介や若い人たちの未来への語りには、元気をもらえた。地元の若い人の活動を、今後とも積極的に取り上げてほしい。
(仙台中継)ほかの地方と連携し、仲良くするという企画は良く、新鮮感がある。これからも、地名や言葉など、ほかの地方ともつながりを広げていくと良い。
(仙台中継)こちらが「青葉区」の後輩であることに触れてもよかった(仙台市青葉区は1989年~。 横浜市青葉区は1994年~)。
(仙台中継)パーソナリティの話し方は発音が明瞭、話の運びも快調でとても気持ちが良い。前振りの震災の体験は、みんなの記憶をよみがえらせるのが上手く、私も思いだした。
(仙台中継)電話による中継レポートは声がこもって聞きにくい。出店や段ボールベッド、ワークショップの紹介はわかりやすい。
(仙台中継)情報連携に意味があるのか、防災の実用的な備えについて伝えたいのか、ラジオ3の取り組みがFMの番組作りとして参考になるのか(リスナーにはあまり関係ない)、どれも掘り下げがいまひとつで、リスナーとしては役立ち感がよくわからなかった。
(桐蔭横浜大学)災害ボランティアの取り組みはぜひ伝えてほしかったことで、意義があり、いい企画だと思う。学生さんによる現地体験は、自分の言葉で自然な会話になっていて、わかりやすくて良かった。今回はメモ読み上げの感じではなく、スムーズで明るく、好感がもてる。番組側として気分をほぐすことに成功しているのだろうか。
(桐蔭横浜大学)パーソナリティの話し方はときどき不明瞭なところがあり、出演者の名前の紹介などが聞き取れなかったことがある。単語を流して発音するのではなく、一音ずつ明瞭に話す訓練をされたほうが良いようだ。
(桐蔭横浜大学)パーソナリティがふたりを褒めたところは、若い人に希望を持たせるという点で良かった。19才の意欲あふれる話を聞いて気分が良くなった。
(桐蔭横浜大学)最後に将来のビジョンなどについて聞いたのは、あらかじめ予定したのか。「時間が余ったから」とのことだが、それがほんとうなら、パーソナリティは、うまくアドリブでつないだと思う。ちょうどゲストに親近感をおぼえたころなので、興味深く聞けたし、聴取後によい気持ちを残した。
バック音楽が邪魔に感じた。音量が大きめで、曲もせわしなく、音がとがっている。聞くオーディオ装置によっても違うが、たぶんどのスピーカーでも邪魔だと思う。
SALUSは防災・災害ラジオ局だということをリスナーになぜ伝えないのか。コミュニティFMラジオ局だけではない。「FMサルース 84.1MHzは防災・災害ラジオ局」
中継レポートの音がほんとうに良くなった。雑音が0%である。
14年前の3/11、FMサルースがどれだけ地域の支えになったか、社員へ教育したほうが良い。
二つの番組をきいたことになるが、災害から14年たって一応平常を取り戻し、追悼の日としての静かな街からの落ち着いた大人の伝え手の会話と、まだ災害から立ち直っていない町へ行ってきたばかりのごつごつした若者のレポートがとても対照的で面白かった。
前者(3/11)はあの日のことを鮮明に思い出し、またあの日の私はと、聞き手も自分のことを思い返すような上手な話し方だった。今日は思う日ではあっても、それよりはこれからの災害にどう対応するか、これからどうするかに重点が置かれていて、さりげなく時の流れを感じた。様々の防災や啓発活動のイベントのプログラムの説明も横浜市のそれといわれればそうかと思うようで、仙台らしい伝え方のなにかがなかっただろうかと思う。さらにせっかく仙台まで行ったのだから、同じ「青葉区」でも共通点や相違点も知りたかった。
後者(桐蔭横浜大学)は発表の仕方も話し方もたどたどしかったが、若者の熱意が伝わった。ボランティアの経験も実際に体験した人の大変さが出ていたし、そのあとのマルシェやら体験コーナーやら地域を巻き込んでの活動にも一生懸命さが伝わってきて、若いっていいなぁと感じた。防災のこともさりながら、最後の方で女性のパーソナリティの「将来は…?」の答えに、今の若い人って意外に堅実で優しい、しっかり考えているなと分かってとても面白かった。
仙台市青葉区のラジオ3さんとの相互情報連携は、今後につながるいい取り組みで、「青葉区」という共通項がより親近感をわかせる。現地からのレポートは、多くの人の記憶が遠ざかっているいま、あらためて「顔の見える関係を日常にしていく」ことの大切さを視聴者に意識付けできたのではないだろうか。地域のデイサービスのボランティアで被災してこちらに来た方とお会いしたことがあり、そういう方々にもぜひ聞いていただきたいと思った。インタビュー時のBGMも効いていた。
こうしたスペシャルのときだけでも、普段FMサルースを聴いていない方々に向けてプロモーションできると良いと強く思う。そういった施策をご検討いただきたい。
青葉区は、田園都市線が開通してから60年、青葉区は高齢化が目立つ。シニアの施設も多くなった。昭和の音楽に特化した番組はいかがか。需要があるかどうかわからないが、シニアの施設などに聞き取りマーケティングするのはいかがか。
災害時の対応について「ソフト」面はかなり頑張って成果も出ているが、「ハード」面はまだまだ遅れていると思う。災害時・停電時に携帯ラジオで安心して聴けるハード面の強化を積極的に検討いただきたい。
パーソナリティは、桐蔭横浜大学の災害ボランティア体験談のマルシェ告知をしっかりやるべき。
地域防災・災害、会議が区役所で毎年行われている。青葉区30.7万人への情報提供は日々の連携無しではありえない。「FMサルース 84.1MHzは防災・災害ラジオ局」として、まずは、どんどん宣伝していくべき。
以上