FM Salus 84.1MHz

放送番組審議会

令和6年度第2回横浜コミュニティ放送番組審議会議事録

1.開催年月日
令和6年11月29日(金)
2.委員の出席
委員総数
5名
出席委員数
5名
出席委員
宮本治保番組審議委員長、晴蓮委員、小松礼次郎委員、三村徳子委員、柏木由美子委員
欠席委員
無し
3.議事

1)審議番組
  ①「SALUS all in one~SDGsスペシャルウィーク2024秋」放送日:令和6年10月14日
  ②青葉区広報番組「あおバリュー Radio なしかちゃんコーナー」放送日:令和6年10月31日

①「SALUS all in one~SDGsスペシャルウィーク2024秋」
 平日午後の生放送情報番組。コンセプトは「地域の発展に。リスナーの生活向上に。
 さらに寄与する3時間」。リスナーの皆さんに「新たな発見や気付き」を共有する
 場所として、番組を放送しています。「SDGsスペシャルウィーク2024秋」の企画を放送。
 有限会社サンオークの代表取締役・志村さん、「はまっ子防災ガイド」の発行責任者を務めた
 株式会社ペガサスの七理(しちり)さんをゲストにお招きして、ラジオと地域防災の観点から
 「はまっ子防災ガイド」の特集を放送しました。
 パーソナリティ:秋本奈緒美

②青葉区広報番組「あおバリュー Radio なしかちゃんコーナー」
 青葉区役所からのお知らせや、イベント情報、普段の生活にかかせない情報がギュッ
 と凝縮されている青葉区広報番組。月曜日から金曜日まで、毎日午前11時から生放送
 でお届けしています。青葉区では、6つの大学が連携・協定に関する基本締結をしています。
 「なしかちゃんコーナー」では、今年度6大学それぞれのイベント等を随時ご紹介。
 10月31日(木)には、玉川大学の学生2名にスタジオ出演していただき、11月に開催される
 大学祭「コスモス祭」をPRして頂きました。
 パーソナリティ:凌木智里

【ご意見・ご提案】

①「SALUS all in one~SDGsスペシャルウィーク2024秋」

秋本さんの声が落ち着いていて、話が分かり易く、感情が入っていて良い。気持ちが伝わる。
ゲストのお二人の話も分かりやすい。「はまっこ防災ガイド」は小中学生の為に作ったもので、
小さい子どもでも何となく分かる様な言葉を使っているのが印象的だった。

「災害の時には想定していたことしかできない、だから想定しておく」という意味が非常に印象深く
納得できた。

(私の友人である)ゲストのサンオークの志村さんはラジオしかなかった時代の人なので、
コミュニティ放送で地域の情報が流れるのが強み、というのがその通りだと思った。ラジオの良さ、
コミュニティ放送の良さというのは、地元の情報を早めに拾って早めに放送できるのが強み。

音が良くなり、パーソナリティ、ゲストの声の質感なども聞きやすくなった。リズム感も良くなった。
中学生が作った「はまっこ防災ガイド」が欲しくなった。

「はまっこ防災ガイド」を実際見ているが、とても良いもので大人も持っていた方が良い。
これは中学校に配られているが、中学生に作ったという事を最初に言ってくれたことで「お!」となると思う。

防災は自治体や行政がやるイメージがあるが、民間で防災に取り組んでいる方が出て
アピールするのはコミュニティFMならでは。行政よりも響く。こういう方々が出たというのが
とても良い事だと思う。

説明も理論立てて分かりやすく、内容がとてもよく入ってきた。後半ではラジオの力を
しっかりと伝えていて、ストーリーが良かった。まず防災の話→(ラジオは)それに欠かせないものだよ、
という事で、とても説得力のある話の展開だった。

普段ラジオは「ながら」で聞いている。面白くなければ聴き飛ばしてしまうが、このお話しは
リズム感も良く立ち止まって聞きたくなるような内容だった。災害があった時には力のある
若い中学生しか街に残っていないと思っていた。中学生にはこういう意識をもってもらいたいと
常々思っていたので、この内容はとても良かったと思う。

ラジオ番組っていいな、もっといろんな方にこういう話を聞かせてあげたいと思った。
とてもいい番組だった。

今あちこちで揺れているので、タイミングも良く、非常に的を得た番組だった。

『防災は共通の理解がないとなかなかできないこと』この言葉にとても感銘を受けた。
行政が関わると作って配って終わり。その先までフォローがない。そこを民間がやって
いかなければならない。それがFMサルースの役割でもあり、町内会なども含め地域一丸となって
民間で動いていくためにも、この『共通の理解』は大切だと思った。

ラジオは非常に頼りになるといわれているが、実は頼りにならないと思っている。
車の中では聞けるが家の中では電波が入ってこない、つぶれた家の中ではもっと聞こえてこない、
これが現実ではないか。Webも停電になれば聞けない。やはり乾電池一つで聞けるラジオ
という事になるのだと思う。災害時に地域密着した情報を流すということであれば、
その時だけ出力を上げるなどできないか?補助的なアンテナを立てて安定させるなど、
安心してラジオが聞けないと今の時代ではどうなのか?災害時に今の聞きにくい状況を
どうするのか、前向きに考えていただければと思う。

10分以内という短い時間の中でとてもいい内容だった。(長すぎると話が入ってこない)
                                                                       
②青葉区広報番組「あおバリュー Radio なしかちゃんコーナー」

ワクワク感が足りない。玉川学園はとても良い環境の学校で珍しいのは農学部だと思うので、
初めて玉川学園の事を放送するのなら「どんなキャンパスなのか」等の情報もあったらもっと良かった。
ただ、これだけの内容のものをこの時間の中に詰め込むのは難しいのかとも思った。

カンペ見ながら読んでいるのが丸わかりだったが、応援したいと思った。

昔は学園祭は学生だけが楽しむものだったが、最近はとにかく地域の人に来てほしいという
感じがあって、小さなお子さんができる事や地域物産展など意識が地域に向いている。
連携という枠組みを使いながら発信していってもらいたい。

「もっと若い人に地域に来て欲しい」とよく言うが、こちらからも若い人のところに出向いていく、
文化祭に行ってみる、ということもしなければいけないと思った。

最近は用がないと大学の中に気軽に入れない。学園祭の時は普段は入れないところに行けますよ、
という様なアピールがあると良い。

若い子は若者言葉になると元気になる。かしこまった言葉を使うとより固くなってしまう。
言葉のギャップがあることが彼らの情報発信のハードルを高くしているような気がする。
公共の電波だから難しいのかもしれないが、ラジオで若者言葉を流すのはどうなのか?

放送の中でコスモス祭の開催日を一回しか言っていない。時間は放送されていない。
日にちが11月6日、10日と聞こえて調べてみたら9日10日だった。そしてHPで見てみると
すごく絶対に行きたいくらい大きなお祭りだった。やはり放送するときにいつやるか、
何時にメインがあります、ステージは何時に何があります、など伝えてもらえると、
それに合わせて行こうとなる。コスモス祭は規模が大きいのに詳細が伝わらず残念だった。

緊張していたのか、若さ・生き生き感が全くなかった。パーソナリティの方が前もって
放送する前に打ち合わせなどで教えてあげる、あるいはキーワードなど出してあげると良いと思った。

新聞社に掲載をお願いするときはいつどこで、キャッチフレーズは必ず聞かれるので用意していく。
そういった情報(ガイドライン)を用意した方が良い。特に学生さんの場合は何をしゃべっていいか
分からないので、サルースの方でお手伝いやアドバイスはできないのか?

聞いている人たちは、アルトは低く冷たく感じる。ソプラノは明るく感じる。そのくらい
聞いている人は敏感に感じ取るので、そういったアドバイスもやった方がよいのではないか。
最近聞いてくれる方が増えていて、若い人が増えているとなると学生が大きなターゲットになっている。

6大学は単科で絵や芸術、幼児教育など、みんな特色を持っている。これをうまく利用して
一つのテーマづくりができるのではないか。

本当に素晴らしい内容の番組が多くもっと聞いてもらいたいので、今回特にもったいない
時間だった。内容をもう詰めてやること、方法によってはもっと行ってみたいなという気持ちが
起きたのではないかと感じた。

パーソナリティがいかに引き出すか。パーソナリティの役割も大事。
                                          以上

令和6年度第1回横浜コミュニティ放送番組審議会議事録

1.開催年月日
令和6年7月26日(金)※書面開催
2.委員の出席
委員総数
5名
出席委員数
5名
出席委員
宮本治保、(晴蓮)清田理宇子、小松礼次郎、三村徳子、柏木由美子(敬称略)
欠席委員
無し
3.議事

1)審議番組
  ①「Nail Museum presents SALUS all in one ~Total Beauty Radio ~」放送日:令和6年6月26日
  ②青葉区広報番組「あおバリュー Radio なしかちゃんコーナー」放送日:令和6年7月15日

①「Nail Museum presents SALUS all in one ~Total Beauty Radio ~」
 平日午後の生放送番組「 SALUS all in one 」のスピンオフ企画で、地域企業と
 共同制作でお送りする特別番組の第3弾。今回は、たまプラーザでネイルをメインに、
 様々なサービスを提供しているトー タルビューティーサロン「ネイルミュージアム」
 との共同制作番組。スタッフへのインタビューや、実際にネイルサロンに伺っての
 レポートなどネイルやトータルビューティーの魅力を掘り下げる一時間の特別番組と
 なっています。
 パーソナリティ:山村燿

②青葉区広報番組「あおバリュー Radio なしかちゃんコーナー」
 青葉区の輝く人や場所を紹介する「サルースリポート」。「浜なし」は、横浜市
 内で生産されている梨のブランドです。市内でも先駆けて梨の栽培を始めた鉄町
 にある坂田農園では「地元の人に美味しい梨を食べて欲しい」と、坂田さんが
 一年を通して作業をしています 。今回は、坂田農園の坂田さんに「浜なし」の
 魅力について2週にわたってお届けするその1週目です。
 パーソナリティ:若菜ひろこ

【ご意見・ご提案】

①「Nail Museum presents SALUS all in one ~Total Beauty Radio ~」

今回は、たまプラーザのトータルビューティサロン「ネイルミュージアム」との共同制作番組
だったが、地元の面白い企業や活動などと上手くタイアップして紹介する番組をこれからも
積極的に取り組んで欲しい。

知られていないお店や活動を紹介することで、地元の活性化につながることがFM サルースが
目指す地元密着だと思う。

放送内容については、FM サルースの責任になる。そのような意味で、番組パーソナリティの
山村さんの体験実況は良かった。

ネイルサロンのプロモーションであることは理解するが、プロモーションを前に出すだけでは、
リスナーがついて行き難いと思う。番組構成として事業概要からサービス内容、接客の心構えに
入っているが、そうではなく、リスナーに役立つ話題、爪の悩みや素敵な爪などから入るのが
良いのではないか。

ネイル後の自宅でのケアなど具体的なアドバイスがあればとても役に立つし、
そのような情報がサロンへの好感が高まると思う。

施術の実況は、音もリアルで臨場感があり、興味深い。ただ音だけで伝える訳なので、
番組パーソナリティの山村さんは、いま何がおこなわれているか描写すべきだ。
「甘皮が!」で終わりではなく「甘皮がむけて半月のところが広くなりました!」という感じで。

コーナー全体として、1時間ではすこし長すぎるようだ。注意力が持続しないし、
それだけまとまった時間の聴取も困難である。半分ぐらいにまとめてはいかがだろうか。

YouTube 版も視聴した。著作権の関係で曲が流せないのは理解できるが、その間、
無音のままでは視聴者は引いてしまう。「曲を演奏中」などの字幕を流せば安心する。

ネイルが大好きな番組パーソナリティの山村さんのいきいきした声が良い。

ネイルミュージアムプレゼンツの番組だけあって、内容がわかりやすく聴きやすかった。

トータルビューティサロンはすごい女性ミュージアムといえて「美」を相談できる。

曲名を伝えてから曲が流れることを徹底していて安心できる。

「Nail Museum ?」聞き慣れない言葉に多少戸惑いながら、いつの間にか 1 時間しっかり
聞いてしまった。女性ならだれでも入りやすいネイルから、いつの間にかさりげなくトータル
ビューティを語っているなかなか幅広く賢い企業のようだ。女性にとって何となく知っていて、
さらにもっと詳しく知りたいと気になるところでもある。番組パーソナリティも上手に体験し、
聴きだしていた。

ネイルとはいっても派手なジェルとかマニキュアなどの話は殆どなく、それがケアに癒やしにと
つながり、スクールまでいつの間にか紹介されていた。全体が分かりやすく、嫌み無く上手に
最後まで流れていた。

企業とのコラボ?とも思ったが、こんな番組あっても良いなと感じた。こんな風に興味の持てる
コラボ先を見つけて続けて行けたら、聞いても楽しいし役にも立つかなとも思った。

地域のお店との共同制作という試みが良い。準備には時間やコストもかかったと思うが、これからも
いろいろチャレンジしてほしい。

番組パーソナリティのスタジオを飛び出しての体験レポートは、スタジオでは伝えきれない情報が
たくさんあって良い。

最近は営業職の男性がネイルケアするときく。ビジネス向けや男性向けのトレンド情報もあると
よかった。
                                                                       
②青葉区広報番組「あおバリュー Radio なしかちゃんコーナー」

目立ちにくいが、行政からの情報番組は、まずコミュニティ FM の基本だ。

スマホや活字やいろいろな媒体を通じて届けられている情報を、FM サルースも取り上げている事が
素晴らしい。

安心して住める青葉区のために、区役所や警察署、消防署からのお知らせの他に、啓蒙番組も
充実させてほしい。

青葉区の魅力は、閑静な住宅街である事だけではなく、ショッピング施設や様々な生活利便施設の他、
寺家ふるさと村や美味しい浜なし農園といった都会と田園風景が合わさっていることである。
そのような魅力のひとつである浜なしを番組で取り上げたことは良い。

坂田農園の坂田さんの話し方が聞き取りやすく、自信にあふれているのが良い。

インタビュアーのマイクが遠くて質問が聞き取りにくかった。ミキシングを工夫して
聴きやすくしてもらえると良い。

「果物や野菜は午後に買いにいくもんじゃないな」という坂田さんの言葉はよいヒントだった。
普段からそう感じていたが、はっきり言われて勉強になった。

海の日の放送に、番組パーソナリティの若菜さんの安心安定したコメントは聴きやすい。

収録放送の時は音質が悪くなっていた記憶があるが、聴きやすくなっていて、楽しくチェック
できた。

前半のインフォメーションの部分は広報番組として一番大切だ。何時聞いてもとても分かりやすい。
しっとりとした声の調子もさりとて暗くならず聞きやすく生活の一部のようになじんでいた。

「浜なし」のコーナー。いつもいまごろ坂田農園に買いに行っている私、早く行って並んで
やっと手に入る。一年を通して多分手塩にかけ作業されていると思われるのだが、今回の放送を
聞く限りそれは聞けていないと思った。坂田さんが「冬は…」の声も聞こえ、冬の農作業のこと
など聞いてみたいのに、「今はピンポン球位で袋の中…」「袋かけってどうやってやるのかな、
一家総出かしらそれともパートさんを雇うのかな?」など、聞きたかったのに残念だった。

「完熟した梨を朝とって2、3 時間で食べて…」と完熟ということを強調していたのがとても印象に残り、
地元特産の魅力がいよいよ増して早速明日買いに行きたいなと思った。

番組から坂田さんの素朴な魅力が伝わってきたし、農家さんの思いやこだわりも感じられて良かった。

青葉区の特産品でもある浜なしは転入者の多い青葉区なので、引き続き毎年取り上げていってほしい。     

➂【そのほか意見】

タイアップ番組などの際に、視聴者プレゼントをおこなってはどうか。

百貨店やスーパーなどの前で簡単なイベントや出張インタビューをおこなってはどうか。
番組内容が良いので、多くの人に聴いてもらいたい。

エリア外の人も含めてインターネットで聴いている人も多いと思う。そういった人をターゲットにして、
何か番組を聴いてもらうきっかけをつくれないだろうか。

資料に同梱された「番組審議会意見」が詳しい内容になった。ほかの委員の意見がよくわかり、
自分の考えの確認にもなってとてもよいことだと思う。書面開催でも、委員会という「会議」が
開催されたのだと実感がある。できれば、現場にどうフィードバックされたかという情報が、
ときにはあったほうがさらに充実感が増す。

FM サルースの番組編成の方針など全体的な方向性を一度うかがってみたい。
各番組がどういう位置づけなのか、理解したうえで審議できたら良いと思う。
                                            以上